●とりかからせることの大切さ
好きなことなら放っておいても楽しくとりかかります。いつまでもスマホやゲームに夢中!
それは子どもも大人もまったく変わりません。
ですから、楽しく勉強にとりかかってもらおうと思うなら、勉強を好きにさせればよいことになりますが、なかなかそう簡単には行かないものです。
●教室学習では「短時間でミスなく解答できること」
これを極力守って進ませますから、とりかかりさえすれば「楽しめる勉強」になる条件は十分あります。
●難題を解決する唯一の方法
それは、
・「常に関心を持って見てあげること」
・「ただひたすらに認めてあげること」
・「決してマイナスの言葉は、口にしないこと」
これ以外にありません。つい、
・「はやくしなさい!」
・「いつまで、やってるの!」
・「ダラダラしないで集中しなさい!」
と口出ししたくなる時もあるでしょう。
でもこれらの言葉は、集中力をつけようとする時には、何の意味もない事は、すでにご存じのはずです。
宿題は親の目が届くところでさせて、
・「はやくできるんだね」
・「きれいに書けるんだね」
などと時々、プラスの言葉をかけてあげてください。
そして終わったら、
・「イヤだと思って始めても、やり終えたね!」
・「目標時間に挑戦していたね!」
・「一生懸命に解いている姿が好きよ!」
などと認めて、態度を褒めてあげてください。
そういう毎日の積み重ねが、その子の素地を作り、楽しく勉強してくれる状態、自分からとりかかってくれる状態を作り出す第一歩なんです。
くもん北野田教室 西山佳寿江
●目標を持つ
小さな目標を持つことをお勧めします。
公文教室では、毎回自分の学習目標を設定しています。
例えば、
・全問100点にしよう!
・標準完成時間で、しあげよう!
・ミス直しは、一発で完了しよう!
・すべてをやり切ってから帰るぞ!
等々。
その子なりの目標があります。
この練習を毎日毎月、継続していくことで、「非認知能力」(見えない学力)の忍耐力・根気・やり切るそんな力が、学力の上昇と共に高まるのです。
●こんな子に育ってほしいという願い
「教育の3原則」から
①ハイと返事をする
②挨拶をする
③靴を揃える
「世界標準の子育て」から
①あきらめない
②自制心がある
③人の話を聞く
④物事を柔軟に考える
⑤正確さを追求できる
⑥チャレンジできる
●お子様は、自分で【今月の目標】を毎月記入して頑張っています
月8回の教室学習では「精一杯の集中学習」に取り組み、毎月の進級テスト合格者が、増えるという成果が出始めた教室学習です。
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「普段より強い集中の本気学習」
☆今日の学習をすべて終えよう!
☆集中しよう!
☆すべてを、やり切ろう!
と精一杯頑張る気持ちでホームラン、ヒット、花丸が続出、好循環の教室学習です。
●公文公先生のお話
公文公(くもん・とおる)著「公文式の主張」より
「能力に応じたちょうどの教育」
21世紀の教育は年齢別の一斉授業でなく、個人別の「能力に応じたちょうどの教育」が本流にならなければなりません。 個人差や能力差を優先しきれない従来の学校や進学塾の方法では、子どもの持っている能力の可能性を精一杯に伸ばすことはなかなかむずかしいのではないでしょうか。
一斉授業とは自分の年齢(学年)に応じた内容を勉強することです。
絶対評価に変わったとはいえ、その基準はつぎの3つとなっているようです。
①知識・技能
②思考力・判断力・表現力
③主体的に学習に取り組む態度
これを見る限り、数値だけで評価するのは難しそうですから、ほかの子と比べてどうか、平均と比べてどうかといった相対的な側面も加えざるを得ないはずです。 その結果、「できる子」と「できない子」がどうしても生まれてしまいます。
どの子もゼロよりは上なのだから、ゼロを基準にすれば、みんなプラスなのに、それをどこかに線を引くから、それより下は、マイナス評価という訳です。
公文式最大の特長は、その子の様々な力に合わせた「ちょうど」で学習を進めることです。 どこにも「線」を引きませんから、みんないつでも「できる子」になれる。
自信を持てる子、褒めてもらえる子、つまり、自分はできる、やったらやれると、「自己肯定感」を持つ子をたくさん増やすことができるのです。
それぞれの子の力に合わせた「ちょうど」で、自信をつけながら学力を伸ばす。
同時に、教科書や参考書を読んで、自分ひ とりで勉強していける力をつける。
これが公文式なのです。